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ファッションスナップを収益化

「このようなデータを保持しているサービスは多くありません。グーグルの検索結果として表示するからにはそれなりの量も必要です。私たちのサービスを利用してインフルエンサーが毎日1,000件のコンテンツをアップロードしているのです」とVenz-Boxは語る。

rewardStyleの2016年の小売の売上は7億ドル(約713億円)を超えると見られている。
今回のパートナーシップはまだパイロット段階にあるため、ギャラリーに表示されるのは全体の検索のわずか1%(もしくは約2億件)程度のみだ。

グーグルは、ニューヨークに始まり、ロンドン、ミラノ、パリで行われるファッションウィークに合わせた企画を行っており、“fashion week(ファッションウィーク)”というキーワードで検索してもギャラリーが出現する。ファッションウィークのイベントについて検索すると、ランウェイのコレクションだけでなくショーを見に来ているインフルエンサーのストリートスタイルもギャラリーに表示される。このストリートスタイルにLIKEtoKNOW.itが協力しており、もちろんすべて購入可能だ。

LIKEtoKNOW.itの強みは、ブログでコンテンツを作ればインスタグラムからグーグルにまでその内容が反映されることであり、インフルエンサーはコンテンツにファッションウィーク関連だと示すタグをつけるだけでよい。

その手軽さがカギだとVenz-Boxは言う。「人気を保つには大量のコンテンツを常に投稿し続けなくてはならないというプレッシャーがインフルエンサーにはあります。インスタグラムでは1日3回の投稿が求められますが、これは大変なことです。それを受けて簡単に様々な場所に投稿できる機能を考えたわけです」

 “Shop the Look”プロジェクトは、閲覧件数や小売業者の売上(ひいてはインフルエンサーとrewardStyleの売上)への影響やグーグルにとってのメリットを検証するために数か月間はパイロット版として展開する。グーグルとrewardStyleは現段階では金銭的な契約を結んでいないが、Venz-Boxによると、うまくいけば将来的に収益の分配に基づいた正式な契約が交わされる可能性が高い。

さらに長期的にはグーグル以外のプラットフォームとも提携する可能性があるとVenz-Boxは語る。「今ではどのプラットフォームもユーザーの興味を引こうと競争しあっています。私たちのコンテンツを利用したいと言ってきたのはグーグルが初めてではありません」

編集=上田裕資

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