Q11. 人間関係で気をつけていることはなんですか?
自分らしくいること、英語でいう“Authenticity”に気をつけています。
例えば、どんな人に対してもどんな状況に際しても、常に自分軸から大きく外れたような言動をしないようにしています。特に、私の分野では、真にポジティブな変化をもたらせたいのか、名声やお金につられて活動をしているのか、常に問われるように思います。
小さな輪の中でも、大きな輪の中に置かれても、いつも自分の価値観を保ち続けいくことではじめて、どの人からも変わらぬサポートを得られるのではないかと思います。
Q12. あなたを今一番モチベートさせているものは?
前副大統領のアル・ゴアも長い間唱えている「気候変動」、もしくは「地球温暖化」です。今年はこれまででも一番高い気温を記録しており、また、世界のどこからか毎日のように異常気象が報道されています。 私自身、実際にニューヨークでハリケーンサンディを経験して、こうした異常気象は人事ではないと感じています。
Q13. 息抜き方法はなんでしょうか?
10年以上続けているヨガと、毎朝の習慣となっている20分のメディテーション(瞑想)です。週末には運動好きのニューヨーカーである主人と自転車で遠出をしたります。やはり、体と精神は一体なので、体を適度に動かすことでまさしく「息」が抜けるように思います。
Q14. 10年後の夢を教えてください。
サステイナビリティが主流化して、多くの人が環境・社会・経済という3つの側面から幸せを追求していくような社会になっていることです。そうした社会の一員として、様々な世代と文化を背景とした人達と活動を続けていることが、私の夢です。
Q15. 女性の後輩に「これだけは言いたい!」というメッセージをお願いします。
変化がめまぐるしい世の中で、大切なのはあなたにとっての価値観です。これは、様々な価値観が存在する環境にあえて自分をおくことで手に入れることができるのではないかと思います。そうしたチャンスを見つけ、自分とは違った人達から自分を学んで下さい。努力を意識的にすることが、自分という核を持ちつつ、多様性を身につける近道となるでしょう。
– 最後に、このQ&Aバトンを渡す女性イノベーターをご紹介ください。
長年の友人である吉川まりえさんをご紹介します。専門職や管理職を持った働く母親たちをサポートするため、長時間預かりを実施してユニークな教育プログラムを提供する学童保育サロン「環優舎」を東京・広尾で経営しています。家庭的な預かりで最上級の保育を提供するまさにイノベーティブな女性です。