フォードの役員らは「ウーバーをライバル視しているか」との質問に回答を避けたが、「車のライドシェアは一時的な流行に終わらず、今後も成長していく分野であり、今後の都市の在り方の中で非常に重要だ」と述べた。
同社の乗り合いサービスへの取り組みは、公共交通機関とカーシェアサービスの中間の価格帯をターゲットとしている。「このシャトルサービスは価格も手頃で、希望の時間に好きな地点にピンポイントで移動できます」とフォードの役員は述べた。
フォードはシャトルバスとバイクシェアをアプリから利用可能にすることで、状況に応じて最適な移動手段をユーザーにリコメンドする。アプリは当初、フォード車のオーナー向けに開発されたが、今後は車を所有していないユーザーにも利用を拡大していくという。
現状では売上目標等は明らかにされていないが、投資家向けの発表は今月後半に行なうとCEOのフィールズは述べた。
「自動車の世界は従来の“所有する”かたちから“所有とシェア”を組み合わせに進化していきます。我々は注意深く未来に向けての投資を行なっていきます」とフィールズは付け加えた。