キャリア・教育

2016.09.11 15:00

新時代の有能なリーダーに不可欠な7つの資質 アメとムチはもう効かない


4. 批判的思考

批判的に考えるということは、物事をあらゆる角度から見るということだ。私たちは学校で子どもたちにこうした考え方を教えず、あまり意味のない色々なことをただ暗記させている。だが、そうして教えられてきた以上のことを考えるのが、批判的思考を持つということだ。この考え方は、全ての人にとって重要だ。そして特に、チームに責任を負う人たちにとって重要だ。

5. 点と点を結ぶ

点と点を結ぶということは、いつどこで起きた問題にも対応するということだ。チェスのプレーヤーたちは、私たちより点と点を結ぶことに長けている。次に指す手を3つ、4つ先まで考えるからだ。私たちも仕事において、問題とは色々な要素が絡み合った難しいものだと考えるのではなく、点と点をつないでいく必要がある。

6. 謙虚さ

何かがうまく行かないとき、自分のやり方で進まないとき、管理職としては槌を振り上げ、権力を行使したいという気持ちになりがちだ。だが、有能な管理職は、そうした気持ちを抑えることができる。謙虚さを失わないのだ。自分が全てに対する答えを持っている訳ではないこと、自分の方が部下たちより賢い訳ではないことを分かっている。

7. コーチング・スキル

コーチングは、指示することではない。従業員に対し、こうすべき、すべきではないと言うことではないのだ。コーチングは相手の話を聞き、共感することだ。有能な管理職は仕事において、指示を出すことよりも以下のような、コーチングに関わる側面を重視する。

・ 部下は自分に何を求めているのか?
・ 部下の問題克服をどう手助けできるか?
・ より良い上司として、部下のために何ができるのか?
・ 部下は仕事のどの点に最も関心を持っているのか?
・ 部下にとっての目標とは?達成の方法をどう考えているのか?

あなたの勤め先はアメとムチを使うのではなく、信頼に基づいた上司と部下の関係構築を重視しているだろうか?

編集 = 木内涼子

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