小売企業がテクノロジー関連の役職に女性を雇うべき理由

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ジェンダーギャップの問題にどう対処していいか分からない小売企業に対して、ソージャニは、自社の経営チームについて次の点を考えてみることから始めるよう提言している。

・男性と女性は会議で同等の発言権を持っているか?
・女性は同じ肩書の男性と同等の給与を手にしているだろうか?
・家族の世話をサポートする企業文化があるだろうか?

テクノロジー部門のチーム内における女性の昇進と留保を、きわめてうまくやり遂げている小売企業もある。たとえばホームセンター最大手ホーム・デポの主任ITアーキテクト、バーバラ・サンダースは、コネクテッドホーム製品とカスタマーサービスに関する営業とITチームの連携に革命を起こしている。

セフォラのデジタル部門の元主任で現在パーソナルスタイリングのスティッチフィックス(Stitch Fix)のCOOを務めるジュリー・ボーンスタインは、ネット通販における衣料品の見せ方や提案の仕方を見直している。

テクノロジー関連の役職において、性別による偏りがなくなるまでには、まだ長い道のりがある。だがガールズ・フー・コードのサマー・イマージョン・プログラムのようなプログラムは、才能ある新たな女性がテクノロジー関連の仕事に就くことを奨励している。ソージャニは言う。

「実際に製品を購入する女性が製品の開発を行うことで、より良い製品ができる。そのことは小売各社も知っている」

編集=森 美歩

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