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売上高も急増

靴下の売上高はこのところ、大幅に増加している。これまで黒いソックスばかりはいてきた消費者たちが、そのストックをすっかり入れ替えなければならないからだ。より思慮に富んだ、人の注意を引き付ける、そして面白味のある靴下を取りそろえなければならない。成長を遂げる靴下メーカーを、高値で買収している人たちもいる。

だが、こうした傾向は今後も続くのだろうか。恐らくその他のトレンドと同じように、3年後までには別のものが流行り出すだろう。

ネクタイのように長年にわたり、象徴的な、あるいは装飾上の意味しか持たずに使用されてきたアイテムは他にはない。その他の衣類はほとんどが、それぞれにその機能を持っている。身に着けるものが文化によって否定された価値観を象徴するものとして、時代遅れになっていくというのは非常に珍しいことだ。

ネクタイが今後、カムバックすることはあるだろうか? それが実現する日を予測するのは難しい。ただ、消費者がネクタイに別の意味を持たせるようになるまで、あるいは現時点では考え付かないような生産方法や表現方法が登場するまでは、ネクタイが再び高い人気を得ることはないだろう。

それまでのところ、結び目のない襟元のボタンを開けて、消費者が持つ力について思いを巡らせてみてほしい。呼吸も楽にできそうだ。

編集=木内涼子

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