ライフスタイル

2016.09.10 10:00

所有者の「想像できるすべて」を叶えるロールス・ロイス[クルマの名鑑 vol.1]


ショーファーからAIへ 未来の自動運転車

100年後のロールス・ロイスとは、どんなクルマだろう? その疑問に応えるべく世に送り出されたのが、「ヴィジョン・ネクスト100」だ。

自動運転が実現した未来では、当然ショーファーは不要だ。それゆえ運転席が省かれて、ソファのような後ろ席のみとなる。レザー、ウッド、シルクなどの上質な素材が奢られたインテリアの正面には、LEDディスプレイが備わっている。投影されたスピリット・オブ・エクスタシー(フロントグリル先端のマスコット)が、"I’m Eleanor"と話しかけてくる。

バーチャルアシスタンスの機能だが、そのモデルとなったエレノア嬢にちなんでいるのは言うまでもない。伝統のコーチドアが廃される代わりにドアとルーフが上に向かって大きく開き、エレガントに立ち上がることができる。非常にロールス・ロイスらしくあるとともに、アヴァンギャルドなクルマだ。

text by Yumi Kawabata、edit by Tsuzumi Aoyama

この記事は 「Forbes JAPAN No.26 2016年9月号(2016/07/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事