マイクロソフト、Surface Pro 4 広告で「アップルに挑戦状」叩きつける

Andrew Burton / gettyimages


マイクロソフトはタブレットにおいてもソフトウェアの優位性で差別化を図ろうとしているが、Windows 10は過去の遺産によって使い勝手が悪い面もある。例えば、Surface Pro 4はマウスとキーボードがなくても使えるが、Windowsの特性を考えるとキーボードは絶対に必要だと思わずにはいられない。サードパーティー製アプリについても、iPad Proの場合は全てiOS向けに開発されており、ポータビリティの面でWindows 10アプリに勝っている。

新型MacBook Proはスクリーンの取り外しはできないが、トラックパッドのデザインが新しくなり、キーボード上部にOLEDタッチキーが搭載されるなど、大型アップデートになると見られている。マイクロソフトは、新型MacBookが発売される前に先手を打ってSurface Pro 4の技術的な優位性を消費者に印象付けようとしている。Surfaceの販売台数はアップルを脅かすレベルには至っていないが、マイクロソフトの巧みなプロモーションが功を奏し、今やSurfaceはMacBookの強力な対抗馬と目されている。新型MacBookが発表されれば、メディアはこぞってSurface Pro 4と比較をし、マイクロソフトにとってSurface Pro 4をアピールする絶好の機会になるだろう。


編集=上田裕資

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