スポーツビジネスを専門としつつ、不定期に教育およびローカルエコノミーに関する記事を執筆


最も順位を上げたのは錦織

今回のランキングで、最も大きく順位を上げたのは26歳の錦織圭だ。昨年の7位から3ランク上げて4位となった。年収は3,350万ドル(約34億5,150万円)、賞金総額は350万ドル(約3億6,000万円)。リオ五輪ではナダルを制して銅メダルを獲得した。

2014年にアジア出身の選手として初めてグランドスラムの決勝に進出した錦織は特にアジア地域で高い人気を得ている。スポンサーの1社であるユニクロとは今年、契約を更新、スポンサー料は年間1,000万ドルを超えた。

女子選手も健闘

ランキングの上位は男子選手が占めたが、5位にはセリーナ・ウィリアムズが入った。年収は2,890万ドル、賞金総額は890万ドルだった。年収でウィリアムズがマリア・シャポワを上回ったのは、十数年ぶりとなる。12位までにはこのほか、女子5選手の名前が挙がっている。

テニスは多くの面で、その他に比べると男女の格差が少ないスポーツとされる。全米オープンのシングルスの優勝賞金は今年、男女とも史上最高の350万ドルに引き上げられた。

12人の年収総額は前年比12%増

ランキングに入った12人の収入の総額は3億1,900万ドルで、前年から12%増加した。これは、スポンサー料の増額に負うところが大きい。テニスはファン層の年収が高いスポーツでもある。

全英オープンの観客らの年収は中央値がおよそ16万ドルとされており、衣料品や車、時計やハードウェアなどの購入に充てる可処分所得も多いことから、スポンサー企業にとっても魅力的なスポーツだ。また、世界各地で試合が行われており、ランキングに入った選手たちの出身国も多岐にわたっている。

編集 = 木内涼子

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