情報源は多数あり、そうした差額を正確に知ることは難しい。ただし、2014年に行われた国勢調査の結果に基づくデータによると、男性が1ドル稼ぐときに、女性は79セントの収入を得ている計算となることが分かっている。
賃金の男女差が最も小さいのは、どの業種なのだろうか?テキサス州を拠点とする情報サービス会社、ヘッドライト・データは今月、最新(同年)の国勢調査に基づくデータを基に全ての業種の給与について調べた結果をまとめ、作成した報告書を公表した。それによると、2014年の年収の中央値は、女性が2万8,267ドル(約283万円)、男性が4万159ドル(約402万円)だった。
そのうち、男女差が最も小さかったのは事務・業務補助。年収の中央値は男性が3万301ドル(約303万円)だったのに対し、女性は同2万8,462ドル(約285万円)だった。
次いで差が小さかったのは社会・地域社会福祉に携わる業務で、男性が4万502ドル(約405万円)、女性が3万7,361ドル(約374万円)だった。
3番目は年収の中央値が男性で2万5,415ドル(約254万円)、女性で2万2,079(約221万円)の医療関連の補助的業務だった。
以下、男女の年収の差が少ない業種(業務)の1位から10位までを紹介する(数字はいずれも中央値)。
1. 事務・業務補助
男性:3万301ドル
女性:2万8,462ドル
2. 社会・地域社会福祉
男性:4万502ドル
女性:3万7,361ドル
3. 医療関連(補助的業務)
男性:2万5,415ドル
女性:2万2,079ドル
4. 調理・食品サービス
男性:1万5,609ドル
女性:1万2,028ドル
5. 機器据付・整備・メンテナンス
男性:4万934ドル
女性:3万6,434ドル
6. 個人的介護・世話
男性:1万9,400ドル
女性:1万4,684ドル
7. 輸送
男性:2万3,809ドル
女性:1万8,101ドル
8. 建設・引抜工事
男性:3万2,517ドル
女性:2万6,352ドル
9. 施設清掃メンテナンス
男性:2万1,839ドル
女性:1万4,628ドル
10. 医療技術者
男性:4万1,671ドル
女性:3万4,074ドル