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2016.08.24

「座りっぱなし」が健康に及ぼす悪影響、運動では帳消しにできない?

StockLite / shutterstock


では、どうすればいいのか。専門家チームは、30分ごとに立ち上がってストレッチをしたり少し歩いたりするなど、意識して座りっぱなしの時間を中断するべきだと指摘する。「昼休みまで座りっぱなしで働くのではなく、何度かオフィスの中を歩き回るといい」と、レビューの著者デボラ・ローム・ヤングは勧めている。

どの程度の運動を「適切な」レベルと呼ぶかについては、多くの議論がある。今回のレビューでは、運動・活動の種類やそれに費やす時間について、新たな提言は行っていない。

彼らの結論は「座る時間を減らして、もっと活動する」というシンプルなものだ。的確な(そして実行しやすい)助言だとしても、曖昧に思える。

だがどれだけの運動が必要なのか、どのような活動を運動と見なすのかは、具体的に分かっていない。ならば意識して時々椅子から立ち上がり、少し動き回ること――これが、現時点で私たちが知っておくべき全てなのだろう。

編集=森 美歩

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