五輪選手のようにプレッシャーと闘う カギは「コントロール」

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• 成果目標

これは、結果重視型の目標だ。例えば、「クリスマスまでに20ポンド(約9キロ)減量する」「年内に売上高を30%伸ばす」などだ。

• 過程(行動)目標

これは、成果目標の実現に向けて日々継続すべき、最も重要な行動のいくつかを指す。

プレッシャーを少なくするためのカギは、自分の力でコントロール可能なことに集中することだ。結局のところ、結果(成果目標)は結果を生むための行動(過程目標)ほどに、コントロールすることができない。コントロールできることに集中することは、プレッシャーの「排気バルブ」を持つようなものなのだ。

大きな成功を収めた人たちは、達成したいと願う結果(成果目標)を明確にする一方で、その達成に向けての「過程」に重きを置く。そうすることで、プレッシャーは大幅に減らすことができる。過程目標は自分でコントロールできるからだ。彼らは2~3の過程目標に集中することでプレッシャーを減らし、常に自分を「試合の日に勝利する者」と位置づける。

過程目標を定めたら、「たとえ何があろうと」それらを毎日達成することが課題だ。それができなければ、成果目標の達成も望むことはできない。

こうした考え方や方法は、最終的に目指す結果をコントロールするために非常に効果的であることが証明されている。結果に集中することはストレスを高めることであり、効果をもたらさない。だが、過程を重視し続けることは日々自分自身に責任を負わせることであり、願っていた結果が得られる可能性を大幅に引き上げるのだ。

編集 = 木内涼子

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