米体操女子「ファイナル・ファイブ」にリーダーたちが学べること

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4. 訓練を続ける

メンバーたちは確かに、優れた運動神経に恵まれている。だが、それだけでリオ五輪に出場できた訳ではない。全ての競技のための練習や訓練に、驚くほどの労力を注ぎ込んでいる。一方で多くのリーダーたちは、時間をかけたと思えば、その後はただトップに座って何もしないという間違いを犯す。リーダーの中でも最も優れた人たちは、学ぶことに終わりはない、永遠にスキルを磨き続ける必要があるということを知っている。

5. 情熱の在りかを見つける

目に見える情熱や責任感、意欲を持ったリーダーたちには、多くの人たちが付いて行くものだ。ファイナル・ファイブのメンバーたちはきっと、泳ぐことにも、自転車に乗ることにも走ることにも優れているだろう。だが、彼女たちが情熱を持てるのはそれらの競技ではなく、体操だ。

自分が情熱を持てるものが何であるかを明確にし、その道を進むことだ。メンバーの一人であるギャビー・ダグラスは、「苦しい日々が、一番良い時だ。チャンピオンはその中から生まれるのだから」と述べている。

私たちの多くは、五輪が閉幕すれば、夜更かしをやめ、また普段の生活に戻る。一方、才能に恵まれたアスリートたちは、大会が終わり家に帰ると、また新たな目標を定め、トレーニングを再開する。私たちも学ぶべきことを学び、リーダーとしての金メダルを目指そう。そうすれば結果として、チームは目標に向かって前進することができるはずだ。

編集 = 木内涼子

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