1:心を鍛え、自分に自信を持つ
カリスマ性は自分に対する自信と密接な関係にある。誰でも「自分はカリスマと呼ばれるほど、聡明でも人に好かれるタイプでもなく、力不足だ」と感じるものだ。しかし、そんな思いは自分次第で克服することができる。
筆者はどちらかと言うと内向的な性格のおかげで、カリスマ的な存在となるために必要な、自分に対する自信を深めることができた。自分が将来何になりたいのか、心の奥底ではわかっていた。だからそのための確かな土台を作ろうと必死に頑張った。常に自分が定めた目標にフォーカスして全力を尽くせば、結果はついてくると信じていた。困難に直面しても、前に進み続けることができた。そしてそれが更なる自信につながり、その自信が私に人前に出る勇気を与えた。
カリスマ性を身に付けたいのなら、まずは自分の心を鍛えることが必要だ。揺るぎない精神とそこに静かに存在する自信があって初めて、カリスマ性を発揮することができる。
2:ボディーランゲージを意識する
カリスマ性を発揮するにはいくつか重要なポイントがあるが、中でもボディーランゲージは特に重要だ。外見や身のこなしは、カリスマ的な人物が持つ内面を反映するものでなければならない。
カリスマ的な人は、自然と人を惹きつける。穏やかな笑顔、ピンと伸びた背筋、そしてテキパキとした動作はすべて、接する人に安心感と高揚感をもたらすのに効果的だ。
私がこれまでに出会った最もカリスマ的な人々は、内に秘める大きなエネルギーがまるで体の外にあふれ出ているかのように見えた。そうしたエネルギーや好印象を与えるボディーランゲージは、時間をかけ何度も訓練した結果、身に付くものだ。
3:思いやりのある人物になる
真にカリスマ性のある人は、人を思いやる心を備えている。温かい言葉をかけられると人は居心地良く感じるものだ。自信と同様、人を思いやる温かさも重要だ。私が知る最もカリスマ的な人物の一人は、私の祖父だった。彼が私の人生において絶対的なカリスマ性のある人物だったのは、彼には温かさと思いやりの心があったからだ。
彼と話をすると、自分がこの世で最も重要な人物であるように感じられた。カリスマ性はチームが困難を乗り切る場面で、そのチームのリーダーにとって必要不可欠なパワーだ。カリスマ性は自信と信念を静かに備えた心から始まる。そこから内に秘める自信とエネルギーがボディーランゲージや身のこなしとなって現れる。そして最終的に最も重要なのは、カリスマ性は温かさだということだ。結局のところ、純粋に他人を思う心だけが、真のカリスマ性につながるのだ。