「うちの店舗内にもポケモンが出現します。友達からポケモンにちなんだドリンクを取り入れてみたらと言われ、さっそく作ってみました」とフラッドはフォーブスの取材に応えた。
彼女の店ではポケモンGOに登場するフシギダネをイメージしたフラペチーノや、ヒトカゲのレモネード、プリンのリフレッシャーといったメニューを提供中。「ポケモンGOファンのお客さんが多数来店して、毎日50~100件程度の注文があります」という。
スターバックスの店舗ではポケモンGOにインスパイアされたドリンクが世界各地に広まっており、ニュージーランドの店舗もポケボールをかたどったフラペチーノを販売し、インスタグラムで話題を呼んだ。また、韓国の店舗でも同様なドリンクを販売中とフォーチュン誌が伝えている。
今回、フォーブスが取材したアマンダ・フラッドはスターバックスの店舗が入居する量販店のターゲットの社員。ターゲットの顧客担当部門の上級チームリーダーとして、スターバックスの店舗マネージャーを務めている。
「ターゲットに入社する前は、大学に通いながらスターバックスのバリスタを4年間勤めました。大学ではマーケティングの学位を習得しました」という。
彼女は自身のインスタグラムへの投稿がきっかけで、メディアに注目されたことに関し、フェイスブックに次のように投稿している。
「私はずっと長い間、ソーシャルメディア・マーケティングに関心があり、それを実行に移した結果、このような成果が生み出せてとても嬉しい。私が自分の人生で最も好きな3つのもの、ターゲットとスターバックス、そしてマーケティングを組み合わせて、こういう結果を生んだのです」
ちなみに、彼女のポケモンGOのレベルはいくつかと聞くと、次のような答えが返ってきた。
「うちのスターバックスのチームリーダーはレベル16。チームのトレイナーはレベル17。私の場合、仕事が忙しくてポケモンGOをやるのはターゲットとスターバックスの店舗内だけなので、まだレベルは4です」
ポケモンGOの人気はまだ衰えを見せないが、フラッドは早くも新メニューのアイデアを暖めている。次回作の候補は最近、シリーズ第8作が書籍化された「ハリー・ポッター」にちなんだメニューだという。