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2016.08.06 08:00

インスタで人気爆発のコスメブランド、Glossier創立者は元ヴォーグ社員

Glossier CEOのエミリー・ワイス(中央)photo by John Sciulli / gettyimages

設立2年のコスメブランド、Glossierはインスタグラムを活用して売上を伸ばしている。同社を代表する製品は22ドルの保湿マスクのムーン・マスクだ。可愛いパステル調の容器はスマホで撮影されることを前提にデザインされている。

「若い世代の女性に響くデザインになるよう、イラストレーターたちと途方も無い時間をかけて仕上げました」と、同社の創業者でCEOのエミリー・ワイスは語る。

「ひと目でユーザーの心をとらえ、美味しいレストランの食事のようにすぐにインスタグラムに投稿したくなる製品に仕上げました」

インスタグラム上で#Glossierのハッシュタグを検索してみれば、ワイスのアイデアが成功を収めていることは一目瞭然だ。ミレニアル世代に熱烈に支持されるGlossierの製品は製造が追いつかず、入荷待ちの状態になっている。ブランド名がプリントされた60ドルのスウェットシャツも人気のGlossierは、既存ブランドとは一線を画する方法で、顧客ロイヤリティを獲得した。

ワイスは今週スタートしたフォーブスのポッドキャスト番組「Forbes’ Million$」で、その人気の秘密を語っている。番組は隔週で火曜日に配信され、筆者は毎回女性起業家たちをスタジオに招き、企業運営の苦労や資金調達の裏側に迫っている。

今回のポッドキャストでワイスは2015年のフォーブスの「30アンダー30」に選出され、その後1,000万ドル以上の資金をベンチャーキャピタルから調達した経緯を話している。彼女はまた、女性を役員会のメンバーに加えることが、会社の成長にいかに重要であるかについて語った。

「社員が全員女性」のVCから資金調達

Glossierの2013年の資金調達ラウンドは、社員全員が女性のベンチャーキャピタル、Forerunner Venturesが主導。担当したのはブランドEコマースのパイオニアとして知られるカースティン・グリーンだった。

ワイスは初対面のグリーンに、こう切り出したという。「ネットを使って、これまでに無い化粧品ブランドを送り出せたら、素敵なことだと思いませんか?」

ワイスはファッション誌のヴォーグに在籍していた2010年に自身のファッションブログ「Into The Gloss」を立ち上げ、毎朝4時に起きて記事を投稿。週末は自らブログに載せる写真を撮影し、あっという間に大人気ブログに育て上げた。

「1年間、ブログを運営しながら会社勤めをしていました。現在のようにインスタグラム上にヒントを与えてくれる写真があふれる時代に立ち会えて、本当に良かったと思っています」

ワイスの話に関心のある方は、ぜひポッドキャストの「Forbes’ Million$」を聞いて頂きたい。

編集=上田裕資

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