あの仕事の年収は? 聞いて驚く11の職種リスト

photo by Win McNamee / gettyimages

「あの仕事の給料はどのくらいなのだろう」──私たちは時々、自分が就いている以外の仕事について、そう考えてみることがある。実際の賃金を知って、「多すぎる!」「少なすぎる!」と驚く仕事もあるだろう。

米キャリア情報サイトのグラスドア(Glasdoor.com)はこのほど、あなたが「二度見」してしまうかもしれないリストを作成、公開した。

リストに挙げられた中でも特に目を引くものの一つは、インターンの月給(中央値)が5,275ドル(約53万3,800円)の「ソフトウェアエンジニア」だろう(ただし、大手企業の場合)。これは、フルタイムで働く人ではなく「実習中」の人に支払われる金額だ。単純計算で、年収なら6万3,000ドル(約638万円)以上ということになる。

これほど高額が支払われる理由は、やはり需要が非常に高いことにある。そのため企業は、見つけた優秀な人材を確保しておくため、インターンにもかなりの報酬を用意する。

驚く理由はさまざま──

給料の金額を聞いて驚いてしまうもう一つの仕事は、「記者」だ。多くの人が、真実を追求し、関係者を取材し、大切なニュースを広く伝えることは重要な役割だと認めるだろう。

その仕事に支払われるのは年間で、わずか3万4,746(約352万円、中央値)。グラスドアによれば、この金額は米国の全労働者の平均年収より28%少ない。

一方、簡単には信じられないかもしれないが、米国の「学校の校長」は意外に高報酬だ。調査結果によると、年収の中央値は10万ドル(約1,012万円)を超えている。多くの教師たちが得ている収入の、およそ2倍だという。

「アメリカ合衆国大統領」が背負う多大な責任について考えれば、その報酬が多くの大企業の最高経営責任者たちよりかなり少ないと聞いて、驚くだろうか。報告書よれば、米国の最高司令官の年収は40万ドル(約4,048万円)だ。

ただし、大統領には経費として5万ドル(約506万円)のほか、出張費として非課税の10万ドル(約1,012万円)、交際費1万9,000ドル(約192万円)が認められている。さらに任期中には専用機、専用ヘリコプター、海軍が警護にあたる職員付きの大統領専用別荘「キャンプ・デービッド」も使用できる。

11の職種リスト

以下、同様に年収を聞いて驚く11の職種を紹介する(金額はいずれも年収の中央値)。

1. 救急医療隊員 3万6,000ドル(約364万円)
2. 麻酔専門医 29万4,811ドル(約2,983万円)
3. ソフトウェアエンジニア 6万8,576ドル(約694万円、上記のインターンの月収で12か月働いたと仮定した場合の基本給の中央値)
4. 俳優 3万5,310ドル(約357万円)
5. 記者 3万4,746(約352万円)
6. 企業最高経営責任者 17万7,800ドル(約1,799万円)
7. 電車の車掌 6万6,238ドル(約670万円)
8. 食品科学者 5万8,085ドル(約588万円)
9. 小学校教員 4万6,967ドル(約475万円)
10. 学校長 10万0,438ドル(約1,017万円)
11. 米国大統領 40万ドル(約4,048万円)

編集 = 木内涼子

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