同社の収益は初年度の60,000ドル(約615万円)から着実に増加し、2016年は120万ドル(約1.2億円)を突破する見通しだ。
巨大産業はチャンスも大きい
成長と共に、同社では自社プラットフォームで提供する学習科目も増やし続けている。ナースバーシティーでは看護助手コース、看護学校の入学試験コースやファミリー・ナース・プラクティショナー(診断や治療もできる上級看護師)のためのコースも提供している。2016年1月には理学療法を学ぶ人のためのコースのベータ版を開設。既に優れた結果を出している。
オンライン学習市場は巨大で、2015年には1,000億ドル(約10.25兆円)規模を突破。NCLEXを目指す人のためのオンライン学習プラットフォームは、ナースバーシティーだけではなく、ハーストレビュー(Hurst Review)、カプラン(Kaplan)やボードバイタルズ(BoardVitals)も同様の学習コースを提供している。試験対策サービスの提供ではカプランのような企業が既に定着していることを考えると、ナースバーシティーの今後の成否は、いかに他者との差別化を図れるかにかかってくるだろう。
親の心配もうまく生かせば、素晴らしいものになり得るということだ。