4. ハンズフリー
どんなに軽い荷物でも持ち歩くのは面倒だという人には、両手が自由になるスーツケースとして2つの選択肢がある。1つ目の選択肢はコワロボット(Cowarobot)で、持ち主が手を添えなくても自動的について来る。
持ち主との距離が離れすぎるとアラームが鳴るようになっており、最大速度は時速およそ7.2キロだ(インディーゴーゴーで429ドル=約4.4万円、メーカー希望小売価格699ドル=約7.1万円)。
もっと安くて面白いものをお望みならばマイヒッチ(My Hitch)がおすすめ。スーツケースをベルトに引っ掛けることができるデバイスだ。「ベルトのない服の場合には、きついジーンズやぴったりしたスカートで使える」とウェブサイトに説明がある(旅行をするのに快適な服装には思えないが)。この「便利アイテム」を使うと外見的な威厳が損なわれるという可能性がある。(価格は17.95ドル=約1,837円)
以上のようなスーツケースが旅行業界を変えることになるのか、それとも一時の流行で終わるのかはまだ分からない。「いま市場に出ているものは、スマートなスーツケースというよりは小技の効いた小道具。こうしたテクノロジーは、まだ消費者に安全な方法で価値をもたらすレベルには達していないと思う」とサムソナイトのラメッシュ・タインワラCEOは言う。
私は当面、これまで何十もの国を一緒に旅してきた必要最低限の、軽量のキャリーケースを使い続けることにする。