デリバリー市場には2,100億ドル(約21.4兆円)規模のチャンスがあり、現時点ではどの企業が“勝者”として台頭してもおかしくないとグラスは言う。
「我々の見解では、オンラインのフードデリバリー市場の未来は、大きな過渡期の初期段階にある。モバイルインターネットによって可能になったビジネスとしてのデリバリーは今後、消費者により多くのバラエティやスピード、利便性を提供するビジネスになっていく。ここにグラブハブのような出前注文サイトや、ポストメイト、ドアダッシュ(Doordash)のような配達サービス業者、そしてテイクアウト可のレストランも含まれる」
マロニーは強気な姿勢を崩さない。キャビアやポストメイトなどのスタートアップとの競争についての、アナリストからの質問に対して、グラブハブは成功すると断言。その理由として「取り揃えているレストランの種類が豊富」であることと、サービスのスピードを挙げた。
グラブハブでは、第3四半期の収益を1億1,600万~1億1,900万ドル(約118.4億~121.5億円)、通期の収益を4億8,000万~4億8,800万ドル(約490億~498億円)と見込んでいる。