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2016.08.03

成長の余地しかない? 出前注文サイトの好調に見る米デリバリー市場の可能性

SpeedKingz / shutterstock


デリバリー市場には2,100億ドル(約21.4兆円)規模のチャンスがあり、現時点ではどの企業が“勝者”として台頭してもおかしくないとグラスは言う。

「我々の見解では、オンラインのフードデリバリー市場の未来は、大きな過渡期の初期段階にある。モバイルインターネットによって可能になったビジネスとしてのデリバリーは今後、消費者により多くのバラエティやスピード、利便性を提供するビジネスになっていく。ここにグラブハブのような出前注文サイトや、ポストメイト、ドアダッシュ(Doordash)のような配達サービス業者、そしてテイクアウト可のレストランも含まれる」

マロニーは強気な姿勢を崩さない。キャビアやポストメイトなどのスタートアップとの競争についての、アナリストからの質問に対して、グラブハブは成功すると断言。その理由として「取り揃えているレストランの種類が豊富」であることと、サービスのスピードを挙げた。

グラブハブでは、第3四半期の収益を1億1,600万~1億1,900万ドル(約118.4億~121.5億円)、通期の収益を4億8,000万~4億8,800万ドル(約490億~498億円)と見込んでいる。

編集=森 美歩

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