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nechaevkon / shutterstock

米フロリダ州で、米本土では初となる蚊の媒介によるジカウイルス感染例が確認された。

これまで米本土で確認されていた感染例は、国外で感染し帰国した人や、そうした人との性交渉によって感染した人に限られていた。だがフロリダ州保健当局はこのたび、州内に生息する蚊によって感染したとみられるジカ熱患者を4人確認。ジカウイルスが米国内の蚊にも広まっていることが明らかとなった。

他の感染地域と同じく、実際の感染者数はさらに多いものとみられる。英公衆衛生当局はこの事態を受け、フロリダ州に滞在する英国民に対し、性交渉を控えるよう勧告。英当局は、ブラジルへの渡航予定者に対しても同様の勧告を出していた。

ジカウイルスを媒介するのはネッタイシマカとヒトスジシマカの2種で、メキシコ湾沿岸を中心とした大半の州に生息している。米本土で両種のいずれも生息していないのはワシントン、オレゴン、アイダホ、モンタナ、ワイオミング、ノースダコタ、サウスダコタの7州のみ。ジカ熱の本格上陸を受け、米国は蚊の繁殖抑制に向けた対策を大幅に強化する必要性に迫られている。

一方、米全土に生息しているイエカについては、ブラジルでジカウイルスを保有する個体が確認されているものの、ヒトに同ウイルスをうつす能力があるかどうかは分かっていない。

開幕を目前に控えたリオデジャネイロ五輪では、ブラジルでのジカ熱流行を懸念して出場を辞退する米国選手も相次いでいるが、米国にとってジカ熱はもはや他人事ではなくなった。今後、蚊の繁殖抑制や、ジカウイルスの性感染の予防、感染拡大経路の追跡、ワクチンの開発と治療法の確立、そして妊婦のジカウイルス感染による先天異常発生の阻止に注力する必要がある。

編集=遠藤宗生

 

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