ビーチだけじゃない! オアフ島の隠れた文化を満喫しよう

ワイキキ(Photo Courtesy of Hawaii Tourism Authority and Tor Johnson)


シマブクロはこう語る。「ハワイ文化は、自分たちは皆『オハナ』(家族)なんだという考えの中で常に形作られてきた。ウクレレはシンプルな楽器で、ミュージシャンでなくても弾けるんじゃないか、という気にさせてくれる。ウクレレは万人向けの楽器。最初のコードを習得してかき鳴らせば、自分たちは皆同じ、ということにすぐ気づく。自分たちは皆、一つの大きなオハナなんだってね」

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Photo Courtesy of Kayoko Yamamoto

ここオアフ島には、ウクレレの長い歴史がある。学校では選択授業のウクレレを多くの子供たちが学ぶ。ホノルルのカカアコ地区には、名高いウクレレ工房「カマカ・ウクレレ」がある。家族経営の同工房は今年で創業100周年。工房では直販もしている。

カマカのウクレレは前述の土産品とは段違いのものだが、一方で最初にパイナップル形のウクレレを作ったのはカマカだ。手作りのカマカ製ウクレレは、価格は最高級品で2,000ドル余り。出荷・販売前には、カマカ家のメンバーによって一つ一つ品質チェックが行われている。

もし店番が家長のフレッド・カマカ・シニアだったら、話しかけてみよう。カリスマとウィットのある語り口で、一家のウクレレ工房経営にまつわる話を聞かせてくれるだろう。事前に連絡すれば、小さな工房内のプライベートツアーにも応じてくれる。店では思いもよらない人に出くわすかもしれない。

私たちが訪れた時には、一家と交友があるシマブクロに加え、同じく著名ウクレレ奏者のハーブ・オオタ・ジュニアも来店していた。オアフでしかない偶然の出会いだ。

■フォーブス トラベルガイドの記事はこちら
http://blog.forbestravelguide.com/why-culture-is-oahus-secret-travel-attraction

編集=遠藤宗生

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