トップはブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンドで、チケット収入で1億7,100万ドル(約178億円)を稼ぎ出した。スプリングスティーンにとってキャリア最大ともいえる売上だ。2位につけたのがビヨンセで1億3,700万ドル(約143億円)の売上を上げているが、ツアー日程がまだ残っており、スプリングスティーンの半分しか公演が終わっていない。ビヨンセが2016年のトップに輝く可能性は十分にある。
3位はコールドプレイ、4位はマドンナ、5位はザ・ローリング・ストーンズと、これまで興行収入ランキングのトップに名を連ねてきた大物ばかりだ。トップ5の中で最も平均チケット価格が高いのがマドンナで216ドルと、唯一200ドルを超えている。ストーンズは比較的大規模な公演を13回行なっただけで5位に入っている。チケット販売数が100万枚を超えたのはスプリングスティーンとビヨンセ、そしてコールドプレイだけだった。
公演別ではコールドプレイがトップに
公演別のランキングではウェンブリースタジアムで4回のライブを行ったコールドプレイのロンドン公演が合計2,970万ドル(約31億円)で1位に。2位には同じくイギリス出身のザ・ストーン・ローゼズで、マンチェスターで4回行われた公演で合計2,000万ドル(約21億円)近くを稼いだ。3位はスプリングスティーンのダブリン公演、4位はストーンズのアルゼンチン公演だった。公演別ランキングのトップ10のうち3つがストーンズで、2016年上半期に回った中南米での人気の高さがうかがえる。
以下に2016年上半期のツアー興行収入トップ10のアーティストたちを挙げる。※金額はツアー売上/チケット平均単価の順
1.ブルース・スプリングスティーン
1億7,070万ドル(約178億円)/113ドル
2.ビヨンセ
1億3,730万ドル(約143億円)/126ドル
3.コールドプレイ
1億3,720万ドル(約143億円)/86ドル
4.マドンナ
8,550万ドル(約89億円)/216ドル
5.ザ・ローリング・ストーンズ
8,390万ドル(約88億円)/115ドル
6.アデル
7,590万ドル(約79億円)/107ドル
7.ジャスティン・ビーバー
7,370万ドル(約77億円)/99ドル
8.ミューズ
5,900万ドル(約62億円)/73ドル
9.ガース・ブルックス
5,570万ドル(約58億円)/75ドル
10.ポール・マッカートニー
5,450万ドル(約57億円)/130ドル