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2016.07.25 11:00

大腸菌感染の影響引きずる米チポトレ、夏季限定サービスで業績好転なるか


「無料」は功を奏するか?

チポトレの上顧客は以前と変わらずに同社を支持しているとみられるものの、投資家らの信頼感は回復していないようだ。チポトレの株価は過去6か月間で7%以上下落。前年同月比では43%近く下げている。

だが、マキシム・グループのアナリスト、スティーブン・アンダーソンは今月18日に公表したリポートでチポトレについて、投資評価は売却を推奨する「セル」に据え置いたものの、目標株価は285ドルから300ドルに引き上げた。チョリソーの新発売などで、来店客数が今年第4四半期(10~12月期)からの1年間で、少なくとも200ベーシス・ポイント上昇すると予想している。

アンダーソンはこの他同社について、次のように述べている。「2016年上期と同第2四半期(4~6月期)の来店客数から判断して、下期にはこれまで考えていた以上に、客足が戻り始めると見込んでいる」。

「調査の結果、チプトピア・プログラムも関心を集めていることが分かった。消費者が実際に、1か月以内に3回以上チポトレで食事をしたいと考えているかどうか、今のところ確実には把握できない。だが、少なくとも7月中に一度来店してメインのメニューを頼めば、フライドポテトとワカモレを無料でもらうことができる」

編集 = 木内涼子

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