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Analyzing tech stocks through the prism of cultural change.

Kena Betancur / gettyimages

強烈なインパクト、現実味、そして即時性──フェイスブック(FB)のライブ動画機能「フェイスブック・ライブ」は、すべてを変える。その力は、テレビ界の最後の砦をも破壊せんばかりだ。

米ミネソタ州ファルコンハイツで今月6日、フィランド・キャスティルとその交際相手のダイヤモンド・レイノルズ、そして彼女の幼い娘の3人が乗った車が、ありふれた交通違反を理由に警察に止められた。だが事態は最悪の展開に発展する。キャスティルは警察官による複数の発砲を受けて死亡。きっかけは、彼が身分証明書を取り出そうとしたことだったと伝えられている。

隣でボーイフレンドが血を流す中、レイノルズは冷静に携帯電話を取り出し、フェイスブックの画面を開くと、フェイスブック・ライブで実況中継を始めた。この衝撃的な映像は、数百万回にわたり再生され、全米で怒りの声を巻き起こした。

その翌日、テキサス州ダラスで行われた抗議デモでも事件が起きた。警備に当たっていた警察官らを何者かが狙撃し始め、路上は大混乱に。犯人は警察官らに容赦なく弾丸を浴びせ、5人が死亡、さらに複数が負傷した。

逃げ惑うデモ参加者で現場が騒然とする中、心理学を学びながら写真記者として活動するマイケル・ケヴィン・バウティスタはスマートフォンを取り出し、この恐ろしい事件をフェイスブック・ライブで生中継し始めた。この映像は、ソーシャルメディア上で数百万回にもわたり視聴・シェアされている。

フェイスブック・ライブは、新時代のリアリティー番組だ。ただしそこに映されるのは、まぎれもない現実であり、そして何よりも重要なことに、生の映像だ。

テレビ界にとって、これ以上に悪いタイミングはない。ネットフリックスなどのオンデマンドサービスの普及により、視聴者は減少の一途をたどっている。これは全世代に通じる傾向だが、要となる18~34歳の層では特に深刻だ。インターネットで育ったミレニアル世代は今、スマートフォンに依存。これまでターゲットとされてきたテレビなどの市場からどんどん離れていっている。

編集=遠藤宗生

 

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