ライフスタイル

2016.07.24 11:00

開幕近づくリオ五輪、滞在と観戦にかかるコストは?


・リオ観光

「素晴らしい街(シダーデ・マラヴィリョーザ)」の愛称で知られるリオデジャネイロでは、さまざまなアウトドア・アクティビティを楽しむことができる。

南部ゾナ・スウには、コパカバーナビーチ、イパネマビーチなどの近くを通るウォーキングやサイクリングのためのコースが整備されている。また、市内の史跡などを自転車でめぐるツアーも開催されている。屋外マーケット「フェイラ」で、熱帯地方ならではの品々を探し歩くのもよさそうだ。

ロンリー・プラネットでリオに関する情報提供を担当するリージス・セントルイスは、五輪開催に向けて開設された博物館「ミュージアム・オブ・トゥモロー」、熱帯林の一部を含むチジュカ国立公園をお薦めの観光スポットに挙げている。

・安全に過ごすために

市内には、スリがかなり多い。多額の被害に遭うことを避けるため、ロンリー・プラネットは一度に持ち歩く金額を30ドル(約3,200円)以下にすることを勧めている。大半の店舗では、デビットカードやクレジットカードが使える。ATMスキミングの被害も出ていることから、プリペイドカードを用意しておくことも検討すべきだろう。口座情報などを含まないため、盗難に遭ってもそこから個人情報が盗み出される心配がない。

また、スマートフォンやカメラは人目に触れる状態で持ち歩かないことだ。なくしたり、盗まれたりした場合に個人情報が抜き取られるのを防ぐため、持参する全ての機器にはパスワードを設定しておこう。

健康面では、ジカウイルス感染症(ジカ熱)の心配がある。米疾病対策センター(CDC)は、妊娠中の女性はブラジルへの渡航を控えるよう勧告。また、近い将来に妊娠・出産を希望する人たちも、ブラジルには行かないことを勧めている。

・交通手段

リオは深刻な交通渋滞でも知られている。日中の移動には、公共交通機関を使う方が便利だろう。前出のセントルイスは、延伸され、五輪会場への移動手段として観光客には使いやすいとして、地下鉄の利用を勧めている。

夜間の移動には必ず、「イージータクシー(Easy Taxi)」や「99タクシー(99 Taxis)」などの配車アプリを使うことだ。

編集 = 木内涼子

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