4. 家族にやさしいか
家族を持つ人にやさしい職場も、ワーク・ライフ・バランスの質がいい職場ということになる。だがこの“家族にやさしい”という表現がコメントに多く使われていたため、別個に扱った。コンサルティング業界で働く新米ママは、自分の会社のどこが家族にやさしいかについて、こう説明している。「日々のスケジュールの融通が利く。産休明けの職場復帰にあたって移行期がある(多くの人はパートタイムから始める)」
アメリカでは18歳未満の子どもを持ちながら働く母親が5,000万人以上いる。家族にやさしい企業で働く女性の満足度が高いのは、当然と言えるだろう。
5. より長い有給出産休暇
有給の出産休暇がより長い企業で働く女性の方が、仕事満足度が高い。育児休暇制度は、家庭生活やワーク・ライフ・バランスに対する企業の姿勢を表しているため、これらが仕事満足度にプラスの影響を及ぼすのは当然だろう。またこの分野は、新しく家庭を持つ(あるいはそれを検討している)従業員のために、雇用主がすぐに変革を実行できる分野でもある。
ここに挙げた相関関係は、女性の仕事満足度と職場の状況について因果関係を裏付けるものではない。だが今回の調査によれば、仕事満足度の高い女性たちには、これら5つの要素が揃っているようだ。ここから学べる教訓があるはずだ。