発表によると、トップ50のツアーの売上が合計19.8億ドル(約2,093億円)に上った。前年同期に比べて14%増となり、ライブ音楽業界の活発ぶりがうかがえる。販売されたチケットは2,260万枚で、前年同期比13.5%増だ。
売上の大部分を占めているのがアメリカだ。2016年上半期のアメリカにおける収益トップ100のツアーだけで14.8億ドル(約1,564億円)を売り上げている。これは前年同期比3%強の増加で、チケットの販売枚数は100万枚以上増えている。
今年最もツアー収入をあげているのはブルース・スプリングスティーンで、これまでの売上は1億7,070万ドル(約180億円)。現在ヨーロッパツアー中のスプリングスティーンは秋には米国に戻り、さらなる売上増が見込まれる。次いでビヨンセが1億3,730万ドルで2位につけている。
野外フェスティバル部門ではコーチェラのような有名フェスにアーティストが集中する一方、ボナルー等のフェスが集客に苦戦するといった共食い現象も起きつつある。