プログラミングは新星アプリ開発者のレネ・ローセンとピム・デ・ヴィッテが担当。起業家のトロイ・オシノフが指導役として参加した。デ・ヴィッテは、アプリ発表の場となった掲示板サイト「レディット」で、開発の動機を「出会いとポケモンを同時に探していた友人がいたから」と語っている。
またローセンは「目標は、体目的ではない有意義な出会いを作ること。ポケモンGOはそれに最適だ」と語る。ローセンは、子供でも簡単にマインクラフト用サーバーが作れるアンドロイド向けアプリを開発した人物。デ・ヴィッテら5人と共に立ち上げたゲーム会社ゲット・レックト(Get Wrecked)に所属している。ポケマッチは彼らが初めて手掛けた出会い系アプリだ。
デ・ヴィッテは今月15日に新作アプリのリリースを終えたばかりだったが、休む間もなくポケマッチ開発に取り組んだ。「へとへとだったけど、こういうアイデアをひらめいたときは、とにかく一番乗りに開発・リリースしなければ。デザインやバグ修正はその後でいい。今、必要とされているのだから」(デ・ヴィッテ)
今必要とされている、というのは本当だ。ポケモンGOは今、心身の健康増進効果があるともてはやされ、街中での交流方法を変え、世界中で幸せなポケモン探しの場を作り出している。ポケモンGOのダウンロード数は出会い系アプリ大手のTinder(ティンダー)を超え、ポケモン探し中に素敵な人と出会ったとの体験談も出始めている。さらには、ポケモンGOのプレーヤー同士の縁結びをする「ポケデーツ(PokeDates)」なる有料サイトも登場した。