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I write about the psychological aspects of business.

PG/Bauer-Griffin / gettyimages

「ポケモンGO」を一過性の流行として片づけるのは、間違いのように思える。ダウンロード数はこれまで1500万件にも達し、モバイルゲーム史上最大のヒットとなったとも言われている。

この奇妙な社会現象は、ポケモンGOをプレーしていない人々を困惑させている。大の大人たちがなぜ、ゲームキャラクターを夢中になって探し回り、架空のモンスターの卵に金を払っているのか。

ビジネス界では、このゲームがなぜリリースから1週間で数百万人の心をつかんだのかに注目が集まっている。スマートフォンなどのモバイル端末向けゲームは山ほどあるのに、なぜポケモンGOだったのか。

このゲームが米国で一世を風靡したのには、いくつかの心理学的要因がある。ゲームの内容に、絶好のリリースタイミングが相まって、ポケモンGO熱を一気に加熱させる完璧なレシピが出来上がった可能性があるのだ。

ノスタルジー

消費者の意思決定には、感情が大きな役割を果たす。新車にせよ、クッキーにせよ、感情が購買意欲のカギを握ることを、メーカーや販売業者は熟知している。

昔、ポケモンのゲームやトレーディングカードで遊んでいた人々は、ポケモンゲームの再登場に大きなノスタルジーを感じる。過去への固執だとして時に否定されるノスタルジーだが、実は明るい未来を描く助けとなるという研究結果も出ている

ある研究によると、ノスタルジーは楽観的な気持ちを生み、思考を刺激し、発想力を高め、向社会的な行動(他の人々や集団を助けようとする行動)を促すのだという。ポケモンGOにこうした効果があるのであれば、人々が熱中するのも不思議ではない。

ノスタルジーは、過去に楽しんでいたことや、その時に一緒にいた人々のことを思い起こさせると同時に、未来の楽しい出来事への期待を生み出す。

こうした将来への明るい展望に、運動によって自然と生まれる軽快な気持ちが加わり、ポケモンを求めてもっと歩き回りたいという気持ちにさせるのだろう。

編集=遠藤宗生

 

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