ダメな上司だけがする10の発言

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いい上司を見分けるのは簡単だ。いい上司は、「よくやった!」や「調子はどう?」と常に声をかけ、部下の話に耳を傾け、士気を高めることが上司にとって一番重要であることを心得ている。

ダメな上司はそれが分からない。中には、ある日フレンドリーだったかと思えば、翌日には罵声を浴びせてくる人もいる。能力のない上司の行動は予測しづらく、それに振り回される部下にとっては大きなストレスだ。だが、上司が怒りに任せて口走る言葉に耳を傾ければ、ダメな上司とそうでない上司を見分けることができる。

以下に、ダメな上司だけが口にする言葉を10つ挙げる。あなたはいくつ聞いたことがあるだろうか?

これが終わるまでは帰るな

あなたの給与が時給でなく固定給なら、自分の勤務時間は自分で決められる。固定給の職員は、退社時間を自分で決めることができるからだ。(もちろんこれは理論上でのこと。もし上司にこう命令されたとしたら、歯向かうのではなく、転職先を探そう)

「それは君の私生活の問題だ」

これは、勤務日や勤務時間についての考え方が部下の家庭の事情とぶつかるときにダメな上司が言う言葉で、「おまえは自分にとってどうでもいい存在だ」と言っているようなものだ。そんな扱いをされながら、上司の目標達成に向けて努力する義務はあるだろうか?

「もしこの仕事がいやなら、代わりを探す」

これは、ダメな上司が部下を脅迫して自分に従わせるために使う常套句だ。言われたら即刻、履歴書の更新に着手しよう。

「二度は言わないからよく聞け」

部下を脅すのはダメな上司だけだ。イライラすることは誰でもあるが、子供ではないのだから、部下を見下した態度を取る言い訳にはならない。

「方針には黙って従え」

デキる上司ならこう言う。「確かにこの方針は納得できない部分があって、それについては申し訳なく思う。だが、今回はとりあえず従わなければ。後で私が上司と人事部に相談してみるから、その後、もっと筋の通った方針に変えられないか話し合おう。問題提起をしてくれてありがとう。私たち二人の反対だけでは方針を変えられないことも分かってくれると嬉しい。妥協点を見つけられないか?」
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編集=遠藤宗生

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