絵文字はモバイルマーケティングの救世主になるか

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リアルテクニックス・メイクアップツールズの親会社パリ・プレゼンツ(Paris Presents)のマーケティング担当エバ・M・オレスコビッチは、新しいハイテクツールを試す上では大手ブランドの方が有利だと言う。より小規模なブランドよりも、リソースが豊富だからだ。そのため「小規模ブランドは大手ブランドに先を行かせ、それが成功につながる道であることを確認させている」と彼女は考えている。

また彼女によれば、リアルテクニックスのターゲット層はミレニアル世代で、その40%が言葉よりも画像でコミュニケーションを取る方を好むと指摘。「絵文字は彼らの視覚的言語。彼らとその言語を使って会話をするブランドこそ、彼らと真の関係性を築くブランドだ」

絵文字マーケティングの未来

オレスコビッチは今後について、時と共にモバイルの定義がぼやけていくと予想している。「時計、電話、タブレットやスマートテレビは技術的に似通ったものになってきており、最終的には私たちを取り巻くウェブに同じような影響を及ぼすことになるだろう」と彼女は言う。「絵文字マーケティングは将来、その世界の中の1つのピースになるが、その見た目や感覚、使い方は年月を経るごとに変わっていくだろう」

そのほかの目新しくて派手なツールやマーケティングアイデアと同じように、各ブランドにとって最も重要なのは“試してみる”ことだ。ブランドのターゲット層を相手に試してみることをせずに、本格導入してはならない。1つの業界の1つのブランドで効果があるからといって、自分たちのブランドや業界でも上手くいくとは限らない。

編集=森 美歩

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