米国連大使サマンサ・パワーが語る「情熱の源」、声を届ける立場は名誉なこと

ニュヨークで行われたForbes Woman's Summit で講演をするサマンサ・パワー(右) photo by Slaven Vlasic / gettyimages


「広く」よりも「深く」

人権や公共サービスに情熱を持つ若い人たちに向けてパワーは、「時として全てを一度に片づけたいとの思いを持つこともある」と語りかける。

「気候変動を終わらせ、政治犯たちを釈放させ、ジョセフ・コニー(ウガンダの反政府勢力のリーダー)を逮捕させ、南スーダンの飢饉に終止符を打ちたいと思うこともあるだろう」

だが、関心の対象が広すぎると、どの分野でも成果を上げることが難しくなる。

パワーはよく若いリーダーたちに、「何かについて詳しくなりなさい」「例えば、特定の地域における法的支援助の仕組み、退役軍人の支援、難民問題などについて詳しく学べば、あなたが発揮し得る影響力は、ぐんと大きくなる」と話すのだという。

「一つのことを深く掘り下げることだ。あなたがどのような問題に変化をもたらしたいか明確に心を決めた時、きっとそれが役に立つはずだ」

編集=森 美歩

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