高級時計のアンバサダー、「顔」はいずれも男性トップアスリート

クリスティアーノ・ロナウド photo by Simon Hofmann - UEFA / gettyimages

フォーブスは今年6月、最新の「世界で最も稼ぐスポーツ選手」ランキングを発表した。それによると、ランク入りした選手たちは収入の約29%を広告契約料やイベント出演料から得ていた。そして、興味深いことに彼らの多くが、高級時計ブランドのアンバサダーであることが分かった。中には自分の名前を冠した時計がつくられている選手もいる。

同ランキングのトップ10に入る男性スポーツ選手のうち、8人が時計ブランドと提携している(または提携したことがある)。

例えばランキング1位のクリスティアーノ・ロナウドは現在、タグ・ホイヤーのブランドアンバサダーだ。年収は推定8,800万ドル(約92億円)、世界最高のサッカー選手に与えられる個人賞、FIFAバロンドール賞を3回受賞したロナウドは、タグ・ホイヤーの「プレッシャーに負けるな」広告キャンペーンの一員だ。ロナウドにインスピレーションを受けてつくられたタグ・ホイヤーのフォーミュラ1 42mmは、所属チーム、レアル・マドリードのチームカラーに準じた黒と緑になっている。

ランキング4位のロジャー・フェデラー(テニス)は推定年収6,780万ドル(70.6億円)。彼はロレックスのブランドアンバサダーだ。グランドスラム優勝17回のフェデラーは、ロレックスオイスター パーペチュアル デイトジャストを愛用している。

ランキング6位のノバク・ジョコビッチ(テニス)はセイコーのブランドアンバサダー。彼に敬意を表したソーラーGPS衛星電波時計、セイコーアストロン ノバク・ジョコビッチ限定モデルがある。

ランキング8位と9位のフィル・ミケルソンとジョーダン・スピース(共にゴルフ)はいずれも、ロレックスのブランドアンバサダーを務めている。

10位に入ったのは、最近引退したコービー・ブライアント(バスケットボール)。NBAオールスターに15回出場し、オリンピックでは2度の金メダルに輝いている。彼と提携したウブロは、これまでに彼の名前をつけた3つのモデルを発表している。2013年のザ・キングパワー ブラックマンバ クロノグラフ、2015年のビッグバン ウニコ クロノグラフ キングゴールド コービー・「ヴィーノ」・ブライアント。そして最近発表された、クラシックフュージョン コービー・ブライアント ヒーローヴィランだ。

また、ランキング2位のリオネル・メッシは推定年収8,100万ドル(約84.3億円)超。メッシは長年、オーデマ・ピゲのブランドアンバサダーを務めている。そして、彼への敬意を表したモデルは、ロイヤルオーク リオ・メッシ クロノグラフだ。500個のみの限定モデルで、既に売り切れている。

ランキング3位のレブロン・ジェームズ(バスケットボール)もかつては、メッシと同様オーデマ・ピゲのブランドアンバサダーだった。NBAで4回のMVPに輝いたジェームズと同ブランドとのコラボレーションによって作られたのが、ロイヤルオーク オフショア クロノグラフ「レブロン・ジェームズ」限定モデル。これも既に完売している。

編集=森 美歩

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