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Photo by Roberto Serra - Iguana Press/Getty Images

米国には今年11月、初の女性大統領が誕生するかもしれない。それに先駆けて同国ではこのほど、「バービー大統領」と「バービー副大統領」がお目見えした。玩具メーカー大手マテルはこれらの人形を通じて、より多くの少女たちがリーダーの役割を目指すようになることを期待している。そして同時に、低迷が続くバービー人形の販売促進にもつなげたい考えだ。

同社は以前にも、「大統領」を発売したことがある。だが、女性同士の正副大統領を同時に発表するのは今回が初めて。民主党がヒラリー・クリントンを大統領候補とすることが確実となり、進歩主義の人たちの間ではこのところ、クリントンがエリザベス・ウォーレン上院議員を副大統領候補に選ぶことを望む声が高まっている。

人形はペアで24ドル99セント(約2,640円)。インターネット上ではすでに、注文の受け付けを開始した。党大会に着て行っても決して場違いにはならない仕立ての良さそうなジャケットを着た姿だが、クリントンの支援者たちの中には、「パンツスーツ」のオプションがないことを指摘する人もいるかもしれない。

早くも「欠陥品」との指摘

正副大統領を女性ペアとしたことは、印象深い第一歩だ。しかし、男女同権を訴えるものとしては欠陥があるとの向きもある。

進歩的なバービーとしてはこれまでにも、医者、起業家、コンピューター・エンジニアなどが発売された。だが、いずれも「意味がない」、「不快だ」などとの厳しい批判を受けている。さらに、長年にわたって問題視されてきたのは、バービーの“あり得ない”ほど痩せた体形だ。

バービーの体形は、不健康な身体イメージを助長しているとして非難されてきた。人間が実際にバービーほどに痩せてしまえば、四つんばいではうことしかできず、頭を上げることもできないだろうといわれる。

一方で、この人形の開発にあたってマテルと協力した女性の政治的リーダーシップ推進を訴える無党派の団体「シー・シュド・ラン(She Should Run、彼女は立候補すべき、の意)」は、人形を購入した少女たちがリーダーシップに必要なスキルについて親と一緒に学ぶことを支援するため、ビデオや文書も作成していると説明。親の判断次第で、これらを人形と併せて使用できると話している。

編集 = 木内涼子

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