ビジネス

2016.07.22 08:00

バラで日本に笑顔を、ケニアに雇用を![ウーマン・イノベーターズ 02]


Q5:キャリアや人生を形成するにあたり、影響を受けた人、ものはなんですか?

「自由」について教えてくれた人から受けた影響が大きいです。まず小学校5、6年時の担任の先生には、「自由でいること、おおらかであること」の価値を教わり、自由とは好き勝手やるのではなく、責任が伴うことを学びました。

ブラジルで出会った人気レストランを経営しているご夫婦からは「好きな仕事をすること」の価値を教えられ、自分が得意なこと、大好きなこと、そして人から求められることを仕事にすると、本当の自由が手に入ると知りました。

最初の上司は「スタッフが輝ける舞台を用意する」というマネジメントにおける自由を。そして親友からは、感情を自由に表現することや感謝することの素晴らしさ、一瞬一瞬を味わいながら楽しむ自由、精神的な自立の大切さを教えてもらいました。

Q6:仕事や人生における信条、座右の銘を教えてください。

「Do what you LOVE.(好きなことをやりなさい)」
「Don’t think, just FEEL! But take your brain with you.(考えるのではなく感じろ! でも頭を使うことは忘れずに)」

Q7:これまでで一番大きな失敗や挫折とは?

特にありません。挫折であったとしても「これはレッスンだった」「さらに良い未来が用意されているというサインだ」と解釈してしまうので、失敗や挫折とは捉えないようになっています。

これまで、婚約破棄になったり、国連の採用試験に落ちたり、相手の信頼を損なうようなことをしてしまったこともありました。でも、その度にきちんと自分自身の心に耳を傾け「これが更に良い未来に繋がるヒントや前兆だとしたら、次に私がとるべき最善の行動は何か?」と考えます。

Q8:それはどのように乗り越えましたか? 得た教訓などあれば教えてください。

すべて、解釈次第であるということ。自分が潜在意識で心から望んでいることは、必ず叶うとを心から信じることの大切さを知り得ました。

Q9:女性だったことでハンデはありましたか? 

前職で、途上国での新プロジェクトの立ち上げに応募したことがありました。しかし、途上国に女性ひとりで派遣するのは会社としてリスクが大きいという理由で、願いは叶いませんでした。結果、その会社は退職し、自分でケニアにボランティアに行くという決断をしました。
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文=フォーブス ジャパン編集部

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