ビヨンセの収入は「最も稼ぐセレブ」ランキングの34位となる5,400万ドル(約55億7,680万円)。ジェイ・Zはそれを“わずかに”下回る5,350万ドルで、36位だった。
二人の収入に大きく寄与したのは、全米・全英で1位を獲得したビヨンセの通算6作目のアルバム「レモネード」。ジェイ・Zが開始した音楽ストリーミングサービス「タイダル(Tidal)」で、独占配信する形で発表した。タイダルはジェイ・Zのほか、ビヨンセや今回のランキングに名前が挙がったその他のセレブたち複数が、共同オーナーとなっている。
ビヨンセの収入の方が多くなったのは、この一年間に行った公演の回数が夫を大幅に上回ったため。ジェイ・Zはこの一年、ツアーを行っておらず、アルバムもリリースしていない。一方で、その他さまざまなプロジェクトを手掛けている。
ジェイ・Zはシャンパン「アルマンドブリニャック」やコニャック「デュセ」、自ら率いるロック・ネイション(Roc Nation)のビジネスで多額の利益を得ている。ロック・ネイションは単なるレコードレーベルにとどまらず、アーティストのマネジメントやスポーツ選手のエージェント部門も擁しており、全米プロバスケットボール(NBA)のケビン・デュラント(オクラホマシティ・サンダー)、メジャーリーグ(MLB)のロビンソン・カノ(ニューヨーク・ヤンキース)などと契約している。
もう一組の有力カップル
今回のリストに名前が挙がったもう一組のセレブカップルは、ブラジル人モデルのジゼル・ブンチェンと米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディの夫妻。
ブレイディは試合に空気圧が低いボールが使用された「デフレートゲート(deflategate)」問題への関与が取り沙汰されたが、これに関連して収入が低くなくなるということはなかったようだ。2015年はNFL選手としての副収入も多かったほか、今年3月には2,800万ドルでチームとの契約を延長。年収4,400万ドルで、54位に入った。