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2016.07.12 17:30

「最も稼ぐセレブ」ランキングから外れた意外な人たち、オスカー俳優やあの歌姫も


俳優の順位も同じ理由で変動

俳優の場合も理由は同じだ。休養を取ったり、端役での出演にとどまったりすれば、順位は大きく変動する可能性がある。

昨年のランキングでは、4,150万ドルを稼ぎ俳優部門の第4位となったブラッドリー・クーパー。その後は大役での映画出演がなく、今回はランク外となった。ただ、多額の予算を投じた作品の公開が控えていることから、次回は再び上位に入る可能性が高い。

ようやくオスカー受賞を果たしたレオナルド・ディカプリオは、昨年のランキングでは収入が2,900万ドルで俳優部門の13位だった。しかし、今年は順位を大幅に下げ、全体のランキングで100位以下となった。

また、「歴代最高の興行収入を上げた女優」であり、「アベンジャーズ」シリーズではクリス・エヴァンスやクリス・ヘムズワースとほぼ同額の出演料を得たスカーレット・ヨハンソンも、今回のリストには名前が挙がらなかった。昨年中の出演作が主人公の「草薙素子」を演じた「攻殻機動隊」にとどまったことが理由だ。

その他のケースも──

一方、テニスのマリア・シャラポワは今年3月、1月に行われた全豪オープンの際に受けたドーピング検査で禁止薬物に陽性反応が出たことを受け、収入を大きく減らした。昨年発表のランキングでは収入は2,950万ドルとされていたが、今回のリストでは2,190万ドルに減少。今後もスポンサー契約の解除などで、さらなる減額が見込まれている。

その他、今回のランキングで名前が消えたまま、今後の復帰はないとみられる人たちもいる。その一人がトーク番組司会者のデービッド・レターマンだ。米CBSテレビ「レイト・ショー」の司会を長年務め、最後のシーズンでは3,500万ドルを稼いだ。

また、ロックバンド「イーグルス」のメンバーたちも、再びトップ100入りすることはないとみられている。今年1月にギタリストで創設メンバーのグレン・フライを失ったバンドはその後、解散を表明した。

編集=木内涼子

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