休む時は休む! 仕事を心配せずに休暇を過ごすための意識改革法

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ケース2:誰も私が休んだ時のための備えをしていない。自分がいない間に大事な仕事が見過ごされるのでは。

対策:休暇を取るかなり前から、休暇の予定について周囲に話しておこう。自分がいない間のフォローについて、同僚と計画を立てておくことだ。スムーズな引き継ぎができるよう、前もって対策を講じておくことで罪悪感を和らげ、休暇中に心からリラックスできるようにしておこう。

ケース3:組織にとって重要な人は長時間働いている。休みを取ることで、自分の立場を放棄することにならないか。

対策:組織にとって重要な人々は長時間働いているのではなく、賢く働いているのだ。常に長時間働かなければという社会的圧力に従うことは、強さではない。無駄を省く方法を見出し、休暇に備えておけばいい。不必要な責任を負っていないか。重要ではない仕事で時間を無駄にしていないか。やるべきことを確認していけば、合理化の方法が見つけられるだろう。

ケース4:やらなければならないことが多すぎる。仕事は休めない――だが少し仕事をしながらリラックスすることはできるかも。確か宿泊予定のホテルにWi-Fiがあったはず。

対策:中途半端に休んで結局はずっとメールをチェックしているという、よくある罠に落ちてはならない。こんな考えが浮かんだら、まずはこう言おう。「これは休暇ではない。休む前に仕事はほかの人に頼んできたのだから、自分で決めたことに忠実であり続けよう」。

それでも落ち着かなければ、自分にこう問いかけよう。「午前2時に本当に緊急のメールを受け取ったことが何度ある? 自分の人生において、本当に1週間放っておけないようなことが起こっているだろうか」――おそらくその答えはノーだ。

編集=森 美歩

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