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2016.07.11 19:00

韓流「BIGBANG」が米国進出 ハリウッド大物プロデューサーも支援

(Photo by TPG/Getty Images)


1992年にシンガーのソテジと出会ったヤンは3人組ダンスグループ「ソテジワアイドゥル」を結成。ヒップホップにキャッチーなメロディを載せた楽曲で人気となり、彼らのヒット曲「僕は知っている(I Know)」はローリングストーン誌の、「歴史的男性バンドのヒット曲」にも選ばれている。
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人気絶頂期にあった1996年にヤンはグループを去り、後任のK-Popスターらの育成を開始した。彼が最初に手がけたのがG-Dragonで、当時12歳の彼はヤンから直接トレーニングを受け、後にビッグバンに加入するSOLもそこに居た。
その後、2人はテレビ番組のオーディションで賞を獲得した後、メンバーを増やし2006年にビッグバンが結成された。

ビッグバンはデビューから6年間、毎年1枚のアルバムをリリース。そのうち2枚は韓国語だったが、4枚は英語交じりの日本語で歌う戦略をとった。その後、YouTubeで世界的注目を集めたが「その頃はお金にはならなかった」とヤンは言う。「けれど、認知度の向上には大いに役に立った」

YG社のビジネスモデルはレーベル運営や、芸能事務所、コンサート運営等の業務を垂直統合した点が特徴だ。同社が楽曲から得る収益は全体の25%で、大部分はツアーやイベント、グッズ販売等から得ている。最近実施された世界ツアーでは各都市で平均260万ドルを売り上げた。
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しかし、Psyやビッグバンが世界的ブレイクを果たした現在も、「K-Popの人気はまだまだアジア限定だ」とヤンは言う。YG社の売上の4割は韓国で、日本が36%、中国が20%という。それでも既に海外ブランドからの関心は高く、フランスに本拠を置くLVMHは8000万ドルを投じ、YG社の株式の12%を2014年に取得した。
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編集=上田裕資

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