エンデバー社の社長、フロストは警察が使用したロボットが同社の製品だったかどうかは確信が持てないとしつつも、次のように述べた。
「今回の状況下では、ロボットの使用は前向きな結果を生みました。ロボットは警官の命を危険にさらさずに、容疑者を無力化させる役割を果たしました。これはロボットの使用において、創意的な試みであり、ロボットが人命救助に役立つことの良い事例と言えます」
フロストはまた「今回の事件では、ロボット自身が判断を下した訳ではありません。これは適正な使用だったと考えます」とも述べた。
アメリカ市民自由連合(ACLU)のジェイ・スタンリーは、「警察による遠隔の武器使用は合法と認められることもある」と述べた。しかし、一方で「ロボットが安易に使用されることは危険だ」とも述べている。
「遠隔ロボットの投入は新たな倫理的課題を浮上させました。これらは慎重に検討した上で実行されるべきことです。進化したテクノロジーが乱用されることは慎むべきです」とスタンリーは述べた。