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I cover trends at the crossroads of technology and the music business.

Photo by Maury Phillips/BET/Getty Images for BET

米国の音楽業界は新たな歴史的転換点を迎えた。米国人は今やYouTubeのような動画プラットフォームで音楽を聞くよりも、ストリーミングサービスで聞くことを好んでいる。しかし、これでミュージシャンたちが多く稼げるかというと、別の話のようだ。

ニールセンとBuzzAngleが発表した今年上半期のリポートによると、楽曲の再生回数で音楽ストリーミングが史上初めてビデオを上回り、音楽のオンデマンド再生において主要な手段となったことが明らかになった。音声ストリーミングの再生回数は前年比108%の伸びとなり、2016年上半期で1,140億再生を記録。動画も含めた全ストリーミング再生の54.6%を占めた。

一方、音楽動画のストリーミング再生回数は前年比28%の伸び。同期間で952億再生となっている。音声と動画を合計したオンデマンドの音楽ストリーミング全体では前年比58%の伸びとなった。

ここから見えてくるのは着実に存在感を増すストリーミングというフォーマットの勢力だ。しかし、なぜ動画ではなく音声ストリーミングだけが急成長を果たしたのだろうか。

単純に利用者が増えただけでは説明がつかない。スポティファイは課金ユーザーを2014年の1,000万人から直近で3,500万人まで伸ばしたものの、市場全体のストリーミング回数の伸びは、もっと急激だ。アップルミュージックは1,500万人以上の会員を擁するとは言うものの、Cowen Groupのデータでは月次の解約率は6.4%で、これはスポティファイの3倍の数字となっている。

高音質を売りにするTidalは420万人しか有料会員がおらず、買収の噂も浮上している。パンドラもわずか390万人の有料会員数で、前年比で4%しか伸びていない(ニールセンとBuzzAngleは「インターネットラジオサービス」を掲げるパンドラを直近の統計から除外した)。

音声ストリーミングが急成長した背景には、既存ユーザーらがこれまで以上に再生回数を増やしていることが考えられる。収益化に苦戦する一方で、ストリーミング企業はユーザーの滞在時間を伸ばすことには成功しているのだ。

編集=上田裕資

 

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