セレブであることの「不都合な点」とは

Tom Merton / gettyimages

セレブリティ―でいることには、相当の利点がある。お金、ファンだという人たちからの大げさな称賛、名声が開いてくれるいくつものドア──。

著名人たちの大半が、自分たちが情熱を持てることをしているというのは事実だ。だが同時に、彼らには大きな「不都合な点」もある。それは、彼らが抜きん出ているほどに大きくなる不都合だ。

以下に示すのは、熟達したエンターテイナーであることの悪影響を挙げたリストだ。かっこ内に示したのは、大成功を収めた有名人のエージェントやマネージャー165人のうち、この項目が大きな懸念事項だと答えた人の割合を表す。

・ プライバシーの欠如(77.6%)
・ 過度の批判にさらされること(70.3%)
・ 成功はいつでも消えてなくなるという恐怖と不安(66.7%)
・ メディアが報じるうそに対応すること(57.0%)
・ 家族や友人に利用されること(41.8%)
・ 何らかの業務のために採用した人たちに利用されること(37.0%)
・ 犯罪被害(27.9%)
・ “普通の”日常生活との決別(24.8%)
・ ストーカー被害(13.9%)
・ 何かになりすましている人のような感覚に伴う不安(12.7%)

これらの結果や割合は、タレントとエージェントに関する一般的な話としてみておくべきものだ。もちろん、熟達したエンターテイナーたちが抱える懸念は、その人たちの置かれた状況によって異なる。

だが、いずれにしても、これらの問題に建設的に対応できるかどうかはセレブ自身の、そしてその人を支援するネットワークを作る人たちの心のあり方の問題だ。

不安は避けられない──

調査対象のうち10人中9人以上は、クライアント(成功したエンターテイナーたち)が上記のような不安の多くに対応するのを日常的に助けていると答えた。特に、プライバシーがないことや全てが一瞬のうちに消えるかもしれないとの不安と向き合うなど、精神的な問題に対応することが多いという。より戦術的な解決策については、それに対応する別の専門家たちがいる。
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編集 = 木内涼子

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