ビジネス

2016.07.10

億万長者が受けた教育とは?[富豪のトリビア45 -Part3]

ドロップボックス創業者のドリュー・ヒューストン。生後18カ月で本を読み、2歳になるころにはPCで遊び始めた。


Q 起業家として成功したあの人は、どんな子供だったのか?

ドロップボックスの共同創業者であるドリュー・ヒューストン(33)は10億ドルの資産を持ち、40歳以下のビリオネアランキングの18位にランクインしている。彼はどのように育ったのか? エンジニアである父親のケン、高校で図書館司書をしている母親のシシリーに、ドリューの幼少期を語ってもらった。

-ドリューが最初にテクノロジーに関心を持ったのはいつ?

ケン:ドリューは発達が早い子供で、生後18カ月で本を読んだし、2歳半の頃にはゲームをして遊ぶようになりました。8歳の頃までには、インターネットの掲示板を使い、その後、ゲームの作り方を勉強し始め、物を分解して、それをまねするようになりました。

-企業家精神の“兆し”みたいなものはありましたか?

ケン:彼が13歳の時に、次世代のビル・ゲイツになりたい、と言っていましたね。

シシリー:小学校6年生の時に「会社のつくり方が知りたい」と言い出したので役所に連れて行きました。

-最初の仕事は何でしたか?

シシリー:13歳の時に、新しいコンピュータ・ゲームの製品テストをし、そこでセキュリティ上の欠陥を発見してデザイナーにメールしました。その方は、本気で息子を雇いたいと言ってくれたんです。ドリューは「僕が何歳だったら、契約書にサインできるの?」って言っていましたね。

-ドリューはどうやってスタートアップの世界に入って行ったのでしょう?

ケン:15歳の時に、MITの教授が運営している工業用ロボットを扱うスタートアップで働きました。ドリューの仕事は、プログラムのコードをLinuxに変換するもので、数千ドルの報酬でした。

文=Forbes JAPAN編集部

この記事は 「Forbes JAPAN No.24 2016年7月号(2016/05/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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