米国で「セルフビアサーバー」が増加 バーテンダーはいらなくなる?

Klaus Vedfelt / gettyimages


来年シカゴにオープンする予定のタップスター(Tapster)も「ポア・マイ・ビール形式」を採用しており、客はクラフトビール、ワイン、プロセッコからカクテルに至るまで、4オンス(約120ml)からサイズを選ぶことができる。法的責任の問題にも対処するために、2杯購入するごとにサーバーがストップし、スタッフが客の様子を確認してから再開する仕組みになっていると、ポア・マイ・ビールはウェブサイトで説明している。

考案者たちによれば、ポア・マイ・ビールのシステムは“面倒な客への対応”という給仕スタッフの負担をなくすものだ。「このシステムを導入すれば、スタッフはもう苛立った客の口笛や、大声で呼びながらドル札を振りかざす仕草に耐えないで済む」と、同社のウェブサイトは約束している。「その分、彼らはより美味しいカクテルづくりやより良いサービスの提供に力を注ぐことができる。ウィン・ウィンだろう?」

このシステムがさらに普及すれば、バーテンダーたちは楽に仕事ができるようになり、ストレスからも解放されるだろう。アルコール業界が次に企んでいることは、客に自分でグラスを洗わせることだろうか。

編集=森 美歩

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