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2016.07.08 07:00

課金モデルで急成長の中国版「ヤフー知恵袋」 企業価値1億ドルを突破

DisobeyArt / shutterstock.com


ジーは「テキストの回答に金を払おうとは思わないが、ボイスメッセージならより親密な感じを持てる。中国のネット企業は無料のサービスでユーザーを引き付けてきたが、課金モデルも徐々に許容されつつある」と語った。

フェンダーの今の人気はセレブのプライベートへの関心を原動力としているが、ジーはこのアプリを専門家の助言が得られるプラットフォームにしたいと考えている。フェンダーには医者や教授、精神科医、ファンド投資家など多数の専門家が参加し、質問の半分以上に回答しているという。

「多くの人がインターネットで知識を提供しており、その知識をお金に出来ないかと考えた。もしあなたに忠実なファンがいて、1日数分でも質問に答える時間があれば、それが金になる」とジーは6月27日の記者発表で語った。

ライドシェアのようなアプリと違い、フェンダーの事業は週に何度も使うような高頻度ビジネスではない。上海のベンチャーキャピタルGobi Partnersのパートナー、ケン・シュー(徐晨)は「競争が始まったら、ユーザーを増やすためにさらなる投資が必要になる」と語った。

今のところ主なライバルはQ&Aサイトの「ジーフー(知乎)」だけだ。しかし、ジー自身も今年後半には類似サービスが増えると予測している。そうなればユーザー獲得コストの上昇は免れない。ジーは「将来的な課題であるのは間違いないが、着実に取り組んでいく」と述べた。

編集=上田裕資

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