Q13:息抜き方法はなんでしょうか?
育児の息抜きが仕事であり、仕事の息抜きが育児です。それに加えて年に数回ライブをして歌ったり、漫画を描いたり、絵を描いたり・・・。自分は無趣味であると思っていましたが、案外色々とやっているようです。
一番楽しいのは、未来について一緒にワクワクしながら話せる仲間との時間ですね。専門分野が違う仲間と盛り上がっていると今までにないアイデアが出てきて快感です。
Q14:10年後の夢を教えてください。
自分が常識にとらわれている部分の中には、まだ自由になれるところがあると思うので、その領域を増やしていたいです。また、それを発信することで、昔の自分のように絶望した人が「なんだ、自分らしく生きればいいのか」と思ってくれたら幸せです。働く場所、住む場所ももっと柔軟に、自由でありたいなと思っています。
また、仕事を丁寧に積み重ね、世界中のピアスユーザーが紛失の不安を持たず、よりオシャレを楽しんでくれたら嬉しいです。そのことに自分の発明が寄与したらと願います。
Q15:女性の後輩に「これだけは言いたい!」というメッセージをお願いします。
素晴らしい能力を持っていても気付かずに、違う才能を求め続けるととても苦しいと思うのです。例えば、「コツコツとしかできない自分がかっこわるい」ととても優秀な友人が言っていました。「コツコツやって結果が出るのは当たり前。魔法みたいにエイってできるようになりたい」と言われ「結果が出るまでコツコツできるって、ものすごい能力ですよ!」とついシャウトしました。
人間は自分が努力して手に入れたものでなく、昔からできている得意なことは当たり前すぎて、そこに価値を見出せないのかもしれません。でも、できないところを伸ばすよりも、得意で、自然とできてしまうことを愛して伸ばして差し上げてほしいです。
他の人がどんな生き方をしてようと、正解も答えもありません。自分自身が自分らしくあること、そしてそれを幸せと思うこと。地球にいる人全員がそうあれたら幸せになれるのではないかと、私はまず自分自身と向き合って「何が幸せで、何が得意でそれによって、何を提供できるか」をずっと考えています。そして、きっと考え続けるんだと思います。
– 最後に、このQ&Aバトンを渡す女性イノベーターをご紹介ください。
グローブキャラバン代表取締役、寺脇加恵さん。料理、食材に対して真摯でストイック。その凜とした姿勢の美しさを尊敬してやみません。
連載「ウーマン・イノベーターズ」のページはこちら