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2016.07.06

我が子への経済的支援が親の負担に、自立に向けた話し合いを

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では、子どもができることは何だろうか。スターバックスのコーヒー代など小さな節約もいいが、それよりも重要なのは、大きな出費を削ることだ。たとえば家賃の低いところに住んで住宅費を削ったり、自分の収入に見合わない車を手放すなどの方法だ。“より賢く使う”ことも重要で、たとえば旅行代をカード払いにするのではなく、前もって旅行用に貯金をするようにする。

経済的に独立しているミレニアル世代のやり方を見習うか、貯蓄を増やすよう努力が必要で、フォードは3種類の貯蓄を勧めている。一つ目はいざという時のための貯蓄。二つ目は大きな買い物のための預金。「2017年ハワイ旅行」「住宅購入時の頭金」などの名前をつけておくといい。

そして三つ目が退職後の備えだ。これは企業年金制度401(k)を通じて行うか、人事に頼んで給与、あるいは当座預金口座から、自動的に一定額を個人退職貯蓄口座(IRA)にまわすようにする。企業年金と個人退職貯蓄の両方を行うといいが、まずは401(k)で得られるのと同レベルの貯金を行うことだ。それには積極的な投資も必要だ。「ミレニアル世代はもっと早くから投資を始めるべきだ」とフォードは言う。

親以外の誰かから少し支援して欲しい人は、サントラスト・バンクの夏の宝くじで当選すれば住宅ローンや自動車ローン、奨学金の返済を支援して貰える。また同社ウェブサイトには、資産管理のアドバイスも掲載されている。

編集=森 美歩

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