「中古車価格」
中古車オークションを手掛ける米マンハイムが公表している中古車価格の指標によると、中古車の価格は安定している。所有している車を高値で売れるときに手放し、新たに中古車を購入したい人にとっては好ましい状況だ。
「大型ピックアップトラック」
「本当の米国」における小規模事業の動向をみるための指標だという。今年5月の売上高は前年同期比3.1%の減少だった。クレイン・オートモーティブ・チーム(Crain Automotive Team)のデータベースによると、2011年半ば以降、最大規模の下げ幅となっている。
「購買力」
世論調査機関ギャラップによると、米国人が1日に使う金額は93ドル(約9,550円)。一年前の同91ドルより増加している。ただし、2014年の平均98ドルに比べればまだ少ない。
「フードスタンプ受給者」
食料配給券(フードスタンプ)を受給している補助的栄養支援プログラム(SNAP)登録者数は、一年前のおよそ4,560万人から4,430万人程度に減少した。だが、金融危機が発生する前の約2,500万人に比べれば依然として、相当に多い数だといえる。
「硬貨と投資信託」
米国内の金貨と銀貨の販売は好調だ。過去6か月の月間販売額はそれぞれ、平均6,500万ドル(約66億6,700万円)、8,500万ドル(約87億1,900万円)に上っており、いずれも前年を上回っている。
一方、投資信託の償還金の支払い額は今年に入り、すでに約310億ドルに上っている。世界経済の先行きが不透明な中、リスク資産を手放す動きを強めている投資家たちの慎重な姿勢を反映したものといえる。